健康茶の歴史

現在は誰もが親しんで飲んでいる健康茶ですが、その歴史を知っている人は少ないと思います。
健康茶の歴史を振り返るためには、まずお茶の歴史に戻る必要があります。
そもそもお茶というのは中国で茶樹が発見されたところから始まります。
当時中国は莫大な土地を持っておりましたので、茶樹が発見されたのは現在でいうところのミャンマー辺りです。
その証拠に、ミャンマーでは今でも古い茶樹が残っています。
ちなみに当時のお茶は飲みものではなく、食べものでした。
つまり当時の人達は茶葉をかじって摂取していたわけです。

それから約七百年後に現在のお茶のように茶葉を発酵させて飲むようになりましたが、当時は一部の権力者達しか口にすることは出来ませんでした。
一般階級にまで普及し始めるようになるのは飲むお茶が開発されてから、約七百年後、西暦で言うと千四百年ぐらいの頃です。
中国ではこれとほぼ同時期にウーロン茶が普及し始めています。

この時同時に漢方薬をお茶のようにお湯で飲むようになったのが健康茶の始まりと言われています。
これが東洋医学の原点でもあるという説も一部にはあります。
このときのいわゆる漢方茶は一般人には普及されず、貴族や豪族達だけのものでした。
しかしながら健康茶の発生については諸説ありますので、色々調べてみると面白いかもしれません。

この時期を境に、遣唐使がやってきて、日本でお茶の栽培が盛んになるようになりました。
漢方薬、すなわち今でいう健康茶に位置するお茶も遣唐使によって日本に伝えられたようです。
要するに、この説によれば健康茶の起源は漢方薬から来ているということになります。
確かに思い返してみれば、健康茶は野菜の皮を乾燥させたものや、生姜などの薬味などが入るものがあります。
その製法は使っている物は違いますが、本場の飲む漢方薬にそっくりです。

漢方薬が発生ということは、健康茶は薬という見方も出来ると思います。
現在の日本では、食事のときに飲むただの飲料として扱われがちですが、そういった解釈の方がもしかしたら間違っているのかもしれません。
上記の歴史を頭に入れておけば健康茶に対する認識も少しわかるかと思います。